若き日の恋愛 ◇投稿その④◇・・1995年ドラマ「愛していると言ってくれ」
第九話
紘子は、・・・つい 榊にむかっていってしまった
あなたの声がききたい・・・・どうして愛しているっていってくれないの?
そのまま、劇団の地方公演のため、仙台に来た紘子、健一たち ←健一は劇団の裏方<スタッフ> 仙台は紘子と健一のふるさと
仙台公演の前夜 ・・・・急に 健一が紘子をとある公園へつれだした・・・・
============夜の公園 誰もいない============
紘子 やだぁ♪ なつかしい♬
健一 おぼえてるか
紘子 おぼえてるよぉ よく子供の時 あそんだじゃない★
ほらっ ここ ここっ よく 上まで 健ちゃんたちと競走したよね
あれ? これ(公園の中の土手) 私もっと高いかと思ったけど こんなもんだったんだねぇ
健一 うん ・・・・あれも覚えてる?
紘子 ん? あっ 忘れるわけないじゃない。 へへ 誰かがあそこに登ろうとすると 健ちゃん
いつも ダメだっ そこは僕のお城だっていって、誰も登らせなかったもんねー
健一 登るか
紘子 え?
健一 今から登るかって
紘子 いいの?
健一 しょうがない 今日だけは特別 許してしんぜよ
紘子 きゃ★ うん やったぁ★ 一回登ってみたかんだぁ♬ まってよぉ
<<中略>>
紘子 でも 健ちゃん どうして私をこんなとこに連れてきたの
健一 ん? うん なんだかお前 元気なさそうだったからさ・・・
<<なみだぐむ紘子>>
健一 うん 紘子??
紘子 健ちゃん・・・ あの頃は良かったね 何も苦しいことなくて良かったね
毎日毎日 鬼ごっことか 戦争ごっことか かくれんぼとか セミ取りとか・・・
そんなことしてれば 楽しくて よかったね・・・
・・なんで大人なんかなっちゃったんだろ ・・どうして大人になって 人なんか好きになっちゃったんだろ
健一 ・・・・人を好きになるの 楽しいことじゃないか
ことかもしれないだろ
紘子 つらい・・・・つらいよ<涙あふれる>
健一 どうしたんだよ
紘子 昔の彼女に会った
健一 あの婚約したっていう? 今も付き合ってるのかよ
紘子 まさか そんな事出来る人じゃない ・・・でも 仕事さがしてあげてる
健一 ぁは そのくらい いいだろ ・・・・欲張りだな 信じろよ
一緒に暮らすほど 惚れあってるんだろ 好きっていわれたんだろ
信じろよ おまえ信じてやれよー 男だって辛くないわけじゃないさ
女の子みたいに あまえたり泣けない分 大変なわけなんだからさ
紘子 ・・・・健ちゃん
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紘子にとって 健ちゃんの存在は何ものにもかえがたいもの また健ちゃんには紘子がたいせつな たいせつな女性・・・・・ 苦しくても健ちゃんは紘子にアドバイス
でもこの3日後には二人は・・・・<悲劇へ>