由季~ たわごとコーヒーショップ♪

由季 = 元アマチュア劇団員 <男> ~ ~ きままに「戯言」アップ♬

東京キッドブラザース  東由多加さん2000年4月20日没

東京キッドブラザースのメンバーだった長戸勝彦さんの ブログから引用・・・・
今日ある人からこんな質問がありました。
「長戸さん達KIDの方々は、どうしてKIDの芝居を再演しないんですか?
 あの頃の芝居が嫌いなんですか?」って・・・・・。
確かに周りの劇団をみると、解散した後いろんなところで元団員達がアレンジを加えたりして
再演をしています。それを懐かしくファンの人たちが観に行ったりしてる・・・。

それは決して悪いことではなく、むしろ前向きな考えと取るべきだと思います。

だから、どんどん演ればいい。僕はそう思います。

でもね、すごく難しいんですKIDは・・・。

僕たち元劇団員が再演をするのは・・・・。

それはなぜか?
それは、東京KIDブラザースの芝居だからなんです。
芝居を打つことは、おそらく簡単に出来ます。
皆のスケジュールが合えば芝居は出来ます。

そして、観に来てくれた皆に懐かしさと感動を感じてもらうことも、

あのメンバー達となら出来ると思います。

では何故・・・足が上がらないから?

違うんです。

東京KIDブラザースの芝居はあの東由多加が目の前にいて初めてKIDなんです。

仮に台本も歌もダンスもあの頃のままで再演をしても、
それは東京KIDブラザースの芝居ではないんです。
僕たちの前に東さんがいて僕たちが動けるんです。

東さんがいたからあの歌が唄えたんです。

わかりにくいかもしれないけど・・・

それが、東京KIDブラザースの芝居なんです。

もちろん、これは僕個人の意見です。
いろんな考えを持ってる役者がいても当然だし間違いではありません。
僕たちがあの頃のKIDの芝居を再演することが、

亡くなった東さんへの恩返しになるのかも知れません。

それもわかってるんです・・・・

でも、あの舞台に立った僕たちが、
東さん抜きで再演することはとても難しいんです。

去年の命日、KIDの男優が集まり原宿にあった昔の稽古場

「ワークショップ」で飲みました。今はチェーン店の居酒屋になってました。

でも柱とか天井がそのままで、あそこに演出台があったなって・・・。

三浦さん、飯山さん、磯部さん、小野さん、萩原さん、水谷・・・。

皆集まっても芝居の話ばかりです。

皆、やりたいに決まってます。

でも、今はだれもKIDの再演をしようとは言いません。

いや、言えないんです。

でもね、本心はね・・・・・・

いつか出来ると良いなって皆思ってるんですよ。

早くしないと歳取っちゃうね。

生前、東さんがこう言ってました。

「もしもおれが死んで君たちが再演をしてくれるなら演ってほしい作品がある・・・。」

それは「冒険ブルックリンまで」と「夢の湖」。

二つとも僕にとっては忘れられない芝居です。

東さん・・・親不孝な子供たちですみません。

本当に・・・すみません。

まだ、演れていないです・・・。

でもいつかは・・・。
その思いは一つです。

だって・・・
僕たちは東さんの創った芝居を愛してますから。

僕たちが東京KIDブラザースですから。

今年の春会いに行きますね。
*********ここから私のことば**********

KIDは、、、永遠ですね。東由多加は酒を飲みながら演出していたとか。。
KIDはでも 役者だけでなく そこに来た 観客もKIDであったと 私は思います。あのように観客と役者が一体となる舞台はKIDだけで体験しました。

冒険ブルックリンまで  また見たいですね~

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